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2015年4月20日 (月)

物語のかけら

メモ帳に書き溜めた物語のタネの一部を貼り付け。
なんとなく、これ以上の形にはならないと思うから。

☆☆☆

無償の人と人間不信の話 もしくは全てを愛する人と全てを憎む人の話
不信はなんかいろいろあって心身共にすごいぼろぼろ
無償がそれを見つけて、頑張ってケアする
でも不信は人間不信だから、「こいつも絶対に裏がある、いつか自分を裏切る」と思ってる
それが態度やら行動やらにモロに出るから、無償含めいろんなものを傷つける
でも無償は無償の人だから、不信を責めることなく、大事に、大事に守る
不信はそんな無償が大嫌いで大嫌いでたまらなくて

ある日不信は、患部のガーゼを取り換えようとした無償を刺した
「尽くしてもこんな風に裏切られるんだよ、わかったか馬鹿野郎」
まだ満足に動ける状態じゃないのに、蹲る無償を背に不信は出て行った
無償の傷は大したことはなかったが、数日は安静にしているようにと言われた
無償は不信を憎んだり恨んだりすることなく、ただ、まだ傷が治らないのに出て行ったことを心配した
不信を探しに行きたかったが、周りから激しく止められ、療養することにした

不信は、誰もこないような薄暗い場所で歩けなくなって、一人死んでいった
寒くて、とても寂しくて、この世の全てを呪って泣きながら死んだ

もしも、最後に無償が不信の前に現れて、もう一度助けてくれたなら不信は少し変わったかもしれない
でも駄目だったね
終わってしまったね
自業自得だね

☆☆☆

怪物の話
見た目はグロテスクだが、霞を喰い朝露を飲むおとなしい怪物
森の奥深く、水辺に棲む
人の言葉がわかるが、声帯やら環境やらが違うため少し言葉が聞き取りづらかったり、訛っていたりする
怪物はひとりだった
親も兄弟もおらず、友達は鳥だけ
木の枝に似た器官があって、怪物はあまり動かないので、鳥がとまりにくる
なので木の実とかを取り付けてみたりして鳥にサービスしてみる
そんなことをしているうちに、鳥にやたらモテるようになってしまった
鳥が来るのがうれしくて、木の実をたくさん採った
寒い時期になって木の実がなくなってきたので、人間が住む方まで行ってみた
森の近くに農園があったので、そこから果物などを拝借した
農園荒らされて人間激おこ→退治
めでたしめでたし

☆☆☆

人喰い族と写真家の話
世界を旅する写真家が、未開の地で人喰い族に捕らえられる
持っていた写真やカメラが彼らの目に留まり、釈放される
写真家は一人の人喰い族の少女に恋をする
彼女の写真を撮るため、自ら人喰いの道を選び、写真をひたすら撮り続ける

「人の血肉や臓物に塗れた彼女のなんと愛らしいことか!」
「私は彼女に食べられるのであれば本望だ!」
「私や彼らの中には、数えきれないほど多くの人々の想いや願いが詰まっているのだ。
 それらを解消するまでは死ぬことは許されない!」

☆☆☆

記憶し記録するもの
彼もしくは彼女は世界の外側に一人でいる
すべてを観察し、すべてを記憶し、すべてを書き記す(何らかの記録媒体への保存)
しかし、誰も彼もしくは彼女の存在を知らない
外側にずっと独り

☆☆☆

不思議な窓
見る人によって違う景色が見える不思議な窓
決して開けることはできない窓
見ると少し寂しく悲しくなる窓

☆☆☆

相反する存在
愛された存在と、愛されなかった存在
強い存在と、弱い存在
美しい存在と、醜い存在
二人は、友達

☆☆☆

きらわれものの話
とある一人のきらわれものがいた(とりあえずキラとする)
キラは外見が普通とはすこし違っていたからきらわれていた
キラには一人だけ親しい人(とりあえずシーとする)がいた
キラはおとなしい性格で、唯一親しくしてくれるシーをとても大切にし、ある意味腫れ物に触るかのように接していた
シーはそれをいいことに、キラをいじめたりいじったり、わざと悪く言ったりパシったりしていた
シーにとって、そばにいるだけなのにこんなにも自分のことを好きだと言ってくれる人は、キラが初めてだった
ある日、キラは自殺した
遺留品のノートの切れ端に、「シー、ありがとう、ごめんね」と書かれていた
シーの仲間たちは「あーあいつ死んだのかwwせいせいしたわwwww」「なんか遺書に『シーごめんね(笑)』とか書いてあったんだってwwwおまえあいつと仲いいふりしてたもんなwwwうざいのいなくなってよかったなwwwww」と言った
シーは自分をとても責めていた
もっと優しくしていれば、あいつは自分と同じように愛してくれる対象を求めていたんじゃないのか、死ぬまで追い詰められてんのになんで辛いとか何も言わずにこっちのことばっか気にしてんだよ
けれど、仲間に対しては「あーwwwwマジすっきりしたわwwwパシリいなくなったのがちょっと残念かなww新しいパシリ探すかーwwwwww」と言った

シーがもしもキラに出会わなかったなら、こんなにも重い自己否定や卑下の気持ちは持たなかっただろう
シーはどこか歪な大人になってしまった
しかし、キラに出会わなくとも、違った形の歪な成長をしていただろう
どっちがよかったのだろう
どっちがよかったのだろう

☆☆☆

泣きながら人を喰らう鬼の話
鬼ではあるが、人を襲ったりすることなく山で暮らし人を守る、天狗のような鬼
災害や事故を防いだり、事前に人に伝えたりしていた
ある日   ▼何らかの理由で▼     、人しか食べられなくなってしまう
食べねば腹が減り動けなくなり人を守れなくなる、食べれば自ら守るべきものに仇なしてしまう
空腹が限界になったとき、鬼は泣きながら人を喰らう
やがて長い年月をかけ、守り神としてより悪鬼としての見方が強くなり、人は鬼を退治してしまう
鬼が死んだ後、その村は大規模な災害に遭い、滅びてしまった

☆☆☆

喋れない女の子の話
喋れない女の子がいた
彼女は不思議な楽器を持っており、それをとてもうまく吹きこなした
彼女の演奏は人を虜にした
彼女の演奏に魅入ってしまうと、帰ってこられなくなるといわれている
彼女はあの花畑のどこかに住んでいる
彼女は恐れられたため、まともに彼女を見た人は少ない
彼女は目の部分にぽっかり穴が開いている、あの楽器で魂を吸い取る、下半身が獣、人の生き血を吸う、悪魔の翼が生えているなどと噂されている
彼女は喋ることができない

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